Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
にんげんひょう
人間豹
江戸川 乱歩
Lesen Sie 人間豹 (にんげんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 155.989 Zeichen · 311 Bildschirme
(護送の刑事諸君がドジを踏んだのさ。日本の警察は猛獣の捕物には慣れていないからね。お蔭で僕はとんだ目にあうところだったぜ。君はなかなか頭もいいとみえるね。それとも親父さんの方かい)
「ウフフフ……とっさのあいだに、すっかりおれたちの陰謀を悟ってしまったね。偉いよ。だが、よく生きていられたねえ。芝浦でひどい目にあわなかったかい」
(ひどい目にあったのは、どっかのルンペンだったよ。僕はそれを見物しただけさ。ハハハハハ)
「すると、君の方もウマく逃亡したんだねえ。お互いに無事でよかったねえ、ウフ、ウフ、ウフ、ウフ」
そして、この稀代の殺人鬼と名探偵とは、電話口に声を揃えて、さも面白そうに笑い合うのであった。
「電話をかけてくるところを見ると、君は遠方だね。芝浦付近だろう」
人間豹は赤いヌメヌメした唇を意地わるくヒン曲げて、一種異様のアクセントでからかった。
(そうだよ。芝浦の公衆電話だよ)
「ウフフフフ……おれは実に愉快だぜ、探偵さん……君は今イライラして、額から脂汗を流しているねえ。見えるようだぜ……そこで円タクを拾って、いくら急がせてみたって、ここまで二十分はかかるね。