Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しゅっけとそのでし
出家とその弟子
倉田 百三
Lesen Sie 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.812 Zeichen · 248 Bildschirme
お兼 そうかえ。それはよかったね。お行儀よくしていただいたかえ。
松若 あゝ。わしの清書が松だったのだよ。
お兼 そうかえ。それはえらいね。草紙をお見せ。この前の清書の時は竹だったにね。(松若より草紙を受け取り、広げて見る)なるほど、「朱に交われば赤くなる」だね。だいぶしっかりして来たね。も少し字配りをよくしたらなおいいだろう。丹誠してお稽古したおかげだよ。(松若の頭をなでる)
松若 吉助さんとこの吉也さんは梅だったよ。
お兼 あの子はいたずら好きでなまけるからだよ。(間)あの、ちょいと立ってごらん。(松若立つ。ものさしで丈を測る)三寸五分だね。ではあげを短くしなくては。お前の荷物だよ。よくうつるだろう。お正月にこれを着てお師匠様の所に年始に行くのだよ。
松若 お正月はいつ来るの。
お兼 もう十二日寝ると来るよ。
松若 おとうさんは?
お兼 おとうさんは吉助殿の所へ行かれた。もうおっつけお帰りだろう。
松若 吉助のうちの吉也は私をいじめるよ。きょうもお稽古から帰りに、皆して私の悪口を言って。
お兼 え。悪口をいっていじめるって。ほんとかい。
松若 松若のおとうさんは渡り者のくせに、百姓をいじめたり、殺生をしたりする悪いやつだって。