Japanische Klassiker mit Furigana
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しゅっけとそのでし
出家とその弟子
倉田 百三
Lesen Sie 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.812 Zeichen · 248 Bildschirme
第二場
浅香 おいとしい善鸞様。
善鸞 そうだ。私は強くなければならない。かわゆいやつ。(浅香を強く抱く。舞台回る)
第二場
親鸞聖人居間
清楚な八畳、すみに小さな仏壇がある。床に一枚起請文を書いた軸が掛かっている。寝床のそばに机、その上に開いた本、他のすみに行灯がある。庭には秋草が茂っている。
人物 親鸞 唯円 僧二人 小僧一人
時 同じ日の宵
親鸞寝床にすわって僧二人と語っている。
僧一 ではやはりお会いなさいませぬのですな。
親鸞 うむ。(うなずく)
僧二 私もせっかくそのほうがよいと思っていたのです。
僧一 同行衆の間にいろいろな物議が起こってはおもしろくありませんからな。
僧二 口さがない世の人々はどのようなうわさを立てるかわかりません。また若い弟子たちのつまずきになってはならぬと思います。
僧一 若い弟子たちの間にはだんだんと素行の乱れたものもできだしたようでございます。木屋町のあるお茶屋から出て来るのを見たと申すものもございます。
僧二 世間ではそれを真宗の教えは淫逸をもきらわぬからだなどと申しています。
僧一 他宗の者どもは当流の繁盛をねたんで非難の口実を捜している時でございます。