Japanische Klassiker mit Furigana
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しゅっけとそのでし
出家とその弟子
倉田 百三
Lesen Sie 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.812 Zeichen · 248 Bildschirme
あなたの罪ではないのですから。それどころではありません。私はあなたがたといこれまで自分でどのようなきたない罪を犯していらしっても、私はそれをゆるしてあなたを愛する気なのです。
かえで (涙ぐむ)まあ、それほどまでに私を愛してくださいますの。
唯円 (痙攣的にかえでを抱く)永久にあなたを愛します。あなたは私のいのちです。
かえで (唯円の胸に顔を押し当てる)いつまでも、かわいがってくださいよねえ。
唯円 いつまでも。いつまでも。
両人沈黙。叢の陰から子供の歌がきこえる。やがて子供四人登場。女の子ばかり。手ぬぐいをかぶり、籃を持っている。唯円、かえで離れる。
子供一 (歌う)蕗のとう十になれ、わしゃ二十一になる。
子供二 見つけた。(蕗のとうを摘む)
子供三 ここにもあってよ。
子供四 入れてちょうだい。(籃をさし出す)もうこんなにたんとになってよ。
子供たち唯円とかえでを見てちょっと黙って躊躇する。やがて、そこここを、捜しては摘む。摘みつつ歌う。かえでは子供をじっと見ている。
子供一 ここにつくしがあった。
子供二 そう。(見る)ほんに。皆つくしを摘みましょうよ。
子供一 (つくしを手に持って歌う)一本摘み初め。