Japanische Klassiker mit Furigana
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わかれたるつまにおくるてがみ
別れたる妻に送る手紙
近松 秋江
Lesen Sie 別れたる妻に送る手紙 (わかれたるつまにおくるてがみ) von 近松 秋江 (ちかまつしゅうこう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.985 Zeichen · 103 Bildschirme
と言ってやった。其様なことを言うんなら、私は今此処で本当に殺してくれと言ってやった。……悪い奴なの。」と、さも/\悪者のように言う。
「そういうと、何う言った?」
「けれども、何うもすることは出来ないの、……元は屡く私を撲ったもんだが、それでも、此度は余程弱っていると思われて、何うもしなかった。」お宮は終を独語のように言った。
「何うして分ったろうねえ? お前が此処にいるのが。」
「其処が才子なの。私本当に恐ろしくなるわ。方々探しても、何うしても分らなかったから、口髭なんか剃って了って、一寸見たくらいでは見違えるようにして、私の故郷に行ったの。そうすると、家の者が、皆口じゃ何処にいるか知らない、と甘く言ったけれど、田舎者のことだから間が抜けているでしょう。すると、誰れも一寸居ない間に、吉村が状差しを探して見て、その中に私が此処から遣った手紙が見付かったの。よくそう言ってあるのに、本当に田舎者は仕様がない。」
「ふむ。お前の故郷まで行って探した! じゃ余程深い仲だなあ。……そうして其の人、今何処にいるんだ? 何をしているの?」
「さあ、何処にいるか。其様なこと聞きゃしないさ。