Japanische Klassiker mit Furigana
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べっぷおんせん
別府温泉
高浜 虚子
Lesen Sie 別府温泉 (べっぷおんせん) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.339 Zeichen · 27 Bildschirme
石が殆どなく、いずこでも取って路とすることが出来るのである。馬に乗って里人が通っていると思えば、自動車は路をそれて行くことが出来るのである。そんなところが二里も三里もつづいておるのである。
ある渓谷に沿うて白楢、山梨などという大木の枝に掛け出しが架けしつらえてある。これは熊八氏の工夫になったものである。そこで昼弁当を開いた。
ここらあたりにも又沢山の湯がわいておる。湯坪という村には筋湯、大岳地獄、疥癬湯、河原の湯、田野という村には星生の湯、中野の湯、寒の地獄、筌の口温泉というのがある。この弁当はその筌の口温泉の小野屋という旅館の主人がこしらえて来てくれたのである。その主人は馬に乗ってこの高原を横切って来たのである。
帰りに寒の地獄というところに行って見た。これは冷泉であって、普通の水よりつめたく、なかにはいると歯の根も合わずふるえるようにつめたい。男や女の色青ざめて入っているのを見た。冷却して病を治すという方法もあることかと思うた。
ゴルフ場や飛行機の着陸場はすぐここに出来るようになろうという熊八氏の気焔を聞いた。ここには熊八氏の五万坪ほどの別荘の敷地がある。