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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

上に拠ると建長寺僧自休が竹生島に題せる詩の五、六の句〈樹影沈んで魚樹に上り、清波月落ちて兎流れに奔る〉とあるを作り替えたのだ。予が見たところ兎を海へ追い込んだり急流に投げ込んだりすると直ぐに死んだので右の句はただ文飾語勢を主とした虚構と思っていたが、仏経に声聞を兎川を渡る時身全く水に泛ぶに比し、ウッドの『博物画譜』巻一に兎敵を避くるに智巧を極め、犬に嗅ぎ付けらるるを避けんとて流水や大湖に躍り入り長距離を泳いで遠方へ上陸し、また時として犬に追究されて海に入り奔波を避けずして妙に難を免るるある由記せるを見て、件の謡や詩の句はまるで無根でないと知った。

上述のごとく兎は随分農作を荒らしその肉が食えるから、兎猟古くより諸国に行われた。『淵鑑類函』四三一に后巴山に猟し大きさ驢ほどなる兎を獲た、その夜夢に冠服王者のごとき人が、※(「栩のつくり/廾」、第3水準1-90-29)にいうたは我は扶君としてこの地の神じゃ、汝我を辱めた罰としてまさに手を逢蒙に仮らんとすと、翌日逢蒙※(「栩のつくり/廾」、第3水準1-90-29)を弑して位を奪うた。今に至ってもその辺の土人は兎を猟らぬと見え、また後漢の劉昆弟子常に五百余人あり、春秋の饗射ごとに桑弧蒿矢もて兎の首を射、県宰すなわち吏属を率いてこれを観たとあり、遼の国俗三月三日木を