Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme
性質
騾の牝が他の馬種と合いて、子を産んだ事は時に聞くも、少なくともこの数千年間、無数の騾を畜うた内、牝牡の騾の間に子生んだ例あるやは極めて疑わし、故に馬属の諸種は現時相雑わって子あれども、その子同士で繁殖し行き得ぬ世態にあると、『大英百科全書』から受け売りかくのごとし。
性質
同書にまたいわく、欧州では、有史前新石器時代に野馬多く、その遺骨夥しく、当時の人の遺物とともに残れるを見ると、当時の人は専ら野馬猟を事とし、その肉を食用したので、野馬の遺骨を観、当時の人が骨や馴鹿角に彫り付けた野馬の図から推して、その野馬は小柄で身重く、と尾粗くて、近時全滅した南ロシアのタルパンてふ野馬や、現存蒙古の野小馬に酷似いたと知る。而して有史前の欧人はその野馬を養いもした。さて今日に至っては、馬は人手で諸方へ行き渡り、地球上人の住み得る所ほとんど皆馬あり。飼養と媾合と選種の次第で、雑多の別態異種を生ぜしめた。またアメリカと濠州には、最初欧人が伴れ来った馬が脱け出て野生となり、大群をなして未墾の曠野を横行し居ると。
日本の馬の事、貝原篤信の『大和本草』巻十六にいわく、『旧事記』