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Japanische Klassiker mit Furigana

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なんごくたいへいき

南国太平記

直木 三十五

Lesen Sie 南国太平記 (なんごくたいへいき) von 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 493.291 Zeichen · 991 Bildschirme

Aozora Bunko

斉興は、暫く、喫っていたが、吐月峯へ、雁首を叩きつけながら

「奇怪な計をやる」

と、呟いた。

「それから――例の、軽輩の秋水党、こいつ奴が、又二の舞を演じて、某らを討取ろうと――」

と、云って、お由羅の顔を見て

「お部屋を第一番に斬ろうと、よりより集まっておるとのことにござります」

「誰々じゃ、その軽輩等は?」

「名が判りませぬが、西郷とか、有村とか、大久保などの輩であろうと存じます」

斉興は、眼を閉じていた。

「なかなか、重立った者を処分したくらいで、治まりそうにもござりませぬ」

斉興は、煙管をお由羅の方へ差出したが、未だ、黙っていた。

「それで――某、一存でござりまするが、早々、一旦、江戸へお戻りになりましては――御家督のこともあり――恐らく、近々、閣老より、御呼立ての沙汰があろうと考えますが、その前に、御出府なされましては?――」

「秋水党は、幾人くらいおる?」

「さあ――詳しいことは、何うも申し上げられませぬが、若者の重な奴は悉く入っておる模様でござります」

「そして、妾をねらって――妾をねらっておる者は?」

「悉くの奴が、ねらっております」

お由羅は、歯の抜けた昨夜の夢を思い出して