Japanische Klassiker mit Furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Lesen Sie 古句を観る (こくをみる) von 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.028 Zeichen · 333 Bildschirme
寒梅のほのかに薫る早朝に、そういう灯の消えぬ下で膳に向うという、何となく引緊った感じの句である。その感じを主にすれば、必ずしも如何なる家であるかを穿鑿する必要はない。
種まきや当字だらけの紙 左岡
種を蒔こうとして去年しまって置いた袋を取出す。その袋には種の名か何かが書いてある。いずれ農家の事であろうから、本当の名前を知っているわけではない。いい加減な当字ばかり書いてある。滑稽というほどでもないが、ちょっと微笑を誘うようなところがある。
昔は教育が普及していなかったから、余計そういう傾があったろうと思うが、現代といえどもこの種の当字は絶無ではあるまい。専門語の中には、仲間だけに通用する特殊な当字があるかも知れぬ。
山やくや舟の片帆の片あかり 水颯
湖か、川か、あるいは海に近い山を焼く場合であるか、とにかく春になって山焼をする。その火の明りが水にうつり、またそこを行く舟の片帆にうつる、という西洋画にでもありそうな景色である。
一茶に「山焼の明りに下る夜舟の火」という句がある。『七番日記』には「夜舟かな」となっているが、その方がかえっていいかも知れない。