Japanische Klassiker mit Furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Lesen Sie 古句を観る (こくをみる) von 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.028 Zeichen · 333 Bildschirme
はこの「しのをつかねて」の意味に当るのではないかと思う。但地方語として何か特別の意味があれば、もう一度出直してかかる必要がある。
気うつりに酒のみ残す桜かな 桃妖
桜に酒はつきものである。年々歳々相似たる花を見る人は、歳々年々同じように酒を飲んで、春を短しと歎ずるのであろう。これ故に花見の句には古往今来、紛々たる酒気がつき纏うのを常とする。
この句の主人公も型の如く酒を携えて出たのではあるが、いよいよ出かけて見ると、それからそれへと気が移るために、遂に持って行った酒を飲み残した、というのである。
眼目であるべき酒を飲み残したというところに、別な意味の花見気分が窺われる。随処の春が人を支配するためであろう。
梅が香や様子の替る伯父の跡 岱水
「伯父の跡」というのは伯父の亡き跡――それもやや時間の経過した跡を指すのであろうと思う。一家の主人たる伯父が亡くなって、その跡嗣の時代になると、どこということなしに家の様子が変って来る。必ずしも旧慣を悉く廃棄するわけでもないが、主人公が異るにつれて、その空気に変化を生ずるのである。
変化は家の内にはじまって、漸次庭にも及んで来る。