Japanische Klassiker mit Furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(四)
佐々木 味津三
Lesen Sie 右門捕物帖(四) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.105 Zeichen · 337 Bildschirme
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もちろん、北松山町を目ざしたからには、お駒の住まいの岩吉店へ乗りつけるだろうと思われたのに、しかし、捜し捜し訪れていったところは、意外なことにも音蔵の住まいでした。
人手にかかってふた月あまり、――存生中は、三番組鳶頭として世間からも立てられ、はぶりもよかったにしても、死んでしまってはそういつまでも同じはぶりがつづくはずはない。と思いながらはいっていってみると、こぢんまりした住まいの表付きから中のぐあい、不思議なほどになにもかもゆたかに光っているのです。
妻女が三つぐらいの子を抱いているのでした。
その妻女にも、少々不思議が見えるのです。殺された音蔵は四十五という働きざかりであったのに、妻女はおおかた二十も違うほどの年下で、しかも色つやのつやつやしたあんばい、身だしなみのしゃんとしたぐあい、化粧こそはしていないが、着ているものから、肉づきのみずみずしているあたり、夫を失った女のさびしさ、やつれ、落魄、といったようなところはみじんも見えない若さでした。
そのうえに、気になるものが長々と手まくらをして、妻女の腰のあたりをかぐようなかっこうをしながら寝そべっているのです。