Japanische Klassiker mit Furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(四)
佐々木 味津三
Lesen Sie 右門捕物帖(四) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.105 Zeichen · 337 Bildschirme
「どんな様子でござった」
「色も青ざめて震えあがり、なんでござりましょうと、おどろくかと思いのほかに、女というものはなんともいやはや奇態な生き物でござります。ふふんと横を向いて相手にいたしませぬのでな、愚老もとんと張り合いぬけいたしまして、おしゃべり損かと思うておりますると、ここにいぶかしきはただひとり――」
「来ましたか! うろたえて、そなたに、なんぞ聞き尋ねに参った者がござったか!」
「ござりました、ござりました。名は岩路、御台さま付きの腰元が、なにやらうろたえ顔にこっそりと参りましてな、いやはや、根ほり葉ほりききますことききますこと。右門とやらは何を詮議にお越しじゃ、どのようなことをそなたにおいいじゃ、牛ガ淵で何をお見つけじゃ、と、おしゃべりのてまえもほとほともて余すほどうるさくききましてござりやす。そのうえ、急にけさほど――」
「宿下がりいたしましたか!」
「さようでござりやす。気分がすぐれぬとか申して、てまえがこちらへ出かける半刻ほどまえに、親もとへ帰りましたげにござりやす」
「家はどこじゃ!」
「神田鍛冶町、御用お槍師、行徳助宗というが親でござりやす」