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Japanische Klassiker mit Furigana

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かりょうきこう

嘉陵紀行

木暮 理太郎

Lesen Sie 嘉陵紀行 (かりょうきこう) von 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.274 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

などいひて、畔をつたひたちよりてとへば、げに浅間はかなたの山なり。今日はことによく晴れたれど、余りのどかなれば霞みて煙はさだかにも見えず、けさの朝気にはそれとけぶりさへよく見えし。云々。

其時のスケッチに題せる詩に

郊原駅路※(「二点しんにょう+向」、第3水準1-92-55)相連   行望名山隴畝辺

試問農夫頷且笑   樹梢遥指浅間巓

というのがある。文政二年十月四日の日附から推して正靖が五十八歳の時であったことが知れる。之を高頭君の太陽暦年表に拠って換算すると、十一月二十一日となるので、山の展望には少し時期が早いし、雪も浅間にはまだそう積っていない筈であるから、明瞭に望見し得なかったのは当然である。

帰路に蕨宿の附近で浅間山を望見した記事が亦おもしろく書いてある。

元蕨村の縄手にてふりかへり見れば、日はすでに富士の北の裾の山の端に入なんとす、返照みわたしの山々をてらして、数十里の外も毫末を望むべし。

山と見し雲はあらしに吹たへて

くもと見へつる山そのこれる

縄手の内人家ある処(即蕨村内)にしばしたゝずみて、日の入をも忘れて猶かへり望めば、秩父の武甲の山の北の屋の棟たてならべたらんやうに、いくらもうね/\つゞきたる山の上に浅間山見ゆ、其東に妙儀も榛名も又よく見ゆ、かたへに人あるにとへば、いかにもかしこは浅間山