Japanische Klassiker mit Furigana
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そうせきしとわたし
回想 子規・漱石
高浜 虚子
Lesen Sie 回想 子規・漱石 (そうせきしとわたし) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 115.187 Zeichen · 231 Bildschirme
此の東京で『ホトトギス』を遣るようになった時も余は居士とは熟議を経たけれども碧梧桐君その他にはあまり念の入った相談はしなかったかと思う。碧梧桐君らがその事についてたいした同情を持たず、時としては反感を抱くことすらあったというのも当然の事だと今からは考えるのである。
が、諸君とそういう関係であったという事が余と居士との関係をしてますます深からしめる原因ともなったのであった。
「『ホトトギス』は他の何人の力も借らずに二人の力でやらねばならぬ。」
こういう考は期せずして両人の頭に在った。
『ホトトギス』は予期以上の成功であった。当時の文壇はまだ幼稚であって文学雑誌というものも『早稲田文学』、『帝国文学』、『めさまし草』、その他一、二あったばかりで競争者が少なかったのにも原因するであろうが、初版千五百部が瞬く間に売切れて五百部再版したことはちょっと目ざましいことであった。第二号は千二百部を刷り第三号は千部を刷ったが、いずれも売切れて、第三号はあまり用心し過ぎて大分読者に行渡らず種々の不平を聞いたほどであった。第四号以下は千二、三百から千四、五百に殖えて行ったように記憶する。