Japanische Klassiker mit Furigana
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そうせきしとわたし
回想 子規・漱石
高浜 虚子
Lesen Sie 回想 子規・漱石 (そうせきしとわたし) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 115.187 Zeichen · 231 Bildschirme
(三八、一一、二四)
○
拝復 十四日にしめ切ると仰せあるが十四日には六ずかしいですよ。十七日が日曜だから十七、八日にはなりましょう。そう急いでも詩の神が承知しませんからね(この一句詩人調)。とにかく出来ないですよ。今日から『帝文』をかきかけたが詩神処ではない天神様も見放したと見えて少しもかけない。いやになった。これをこの週中にどうあってもかたづける。それからあとの一週間で「猫」をかたづけるんです。いざとなればいや応なしにやっつけます。何の蚊のと申すのは未だ贅沢をいう余地があるからです。桂月が「猫」を評して稚気を免かれずなどと申して居る。あたかも自分の方が漱石先生より経験のある老成人のような口調を使います。アハハハハ。桂月ほど稚気のある安物をかく者は天下にないじゃありませんか。困った男だ。ある人いう、漱石は「幻影の盾」や「薤露行」になるとよほど苦心をするそうだが「猫」は自由自在に出来るそうだ。それだから漱石は喜劇が性に合って居るのだと。詩を作る方が手紙をかくより手間のかかるのは無論じゃありませんか。虚子君はそう御思いになりませんか。「薤露行」