Japanische Klassiker mit Furigana
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ちじょう
地上
島田 清次郎
Lesen Sie 地上 (ちじょう) von 島田 清次郎 (しまだせいじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 175.250 Zeichen · 350 Bildschirme
と答えてしまった。
「それじゃ、どうして知っているのだ」
「――僕の、僕の友人です」彼の声は顫えた。
「友人とは言われまい。え、親類でもないまだ若い娘にこういう手紙を書いて、よくない」
「――」
「吉倉和歌子というのはどういう人だ」
「高等女学校の四年生です」
「何のために手紙をやったのだ」
「会いたかったのです」
「会いたかったとは何だ!」と体操の教師が平一郎の頬を一つ擲りつけた。平一郎は充溢する血を総身に感じて、擲られた頬を抑えた。
「貴様、中学の生徒じゃないか。それに女学校の生徒に艶書を送って、しかも学校内へ呼びよせて、あいびきするとは何ということだ! ――会いたかったとはなんだ!」
校長も国語の教師もこうなっては口出しが出来ないことになった。
「貴様、政治家になるとか現代の政治家は堕落しているとか小生意気な口を言いながらこのざまはなんということだ! この次の朝笑わなかったら怒りますとは何んだ! 貴様は堕落生だと思わないか!」
「僕は堕落生ではありません!」
「何だ※(疑問符感嘆符、1-8-77)」
「僕が和歌子さんに手紙をやったのが何故いけないのです。僕達は二人で慰め合い、励ましあって勉強しているのです。