Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 178.374 Zeichen · 345 Bildschirme

Aozora Bunko

トットと走らせ、一人前おいくら、先様お代りという仕組みで席料を取る、それが面白いと言って、流行物になり、われ乗り遅れじと、あの通りの大繁昌。

ちぇッ! これは食い物とは違うが、先を争ってガツガツの醜態は甲乙なし!

かく正面から、乗り遅れまじの血眼の大手のほかに、ひそかに裏へ廻って、御者に袖の下をつかって、早くも席に納まり返っている奴がある、あいつらの得意げな面を見ろ、ふんぞり返って幅を取って、親類の奴や、おべっかの奴を引立てて、納まり込んでいるあいつらの面を見ろ、どんどん焼の場合と違って、こいつらが、みな相当身分のありげな奴だけに一層あさましい、こいつら、やっぱり場違いの江戸っ子だろう、いかに下落したからといって、本場の江戸っ子に、あんな奴がありっこはない。

時勢は、どうか知らないが、お膝元のこの醜態はどうだ。

神尾主膳の面は、赤怒から白怒に変って行くもののようであります。

六十八

昌平橋を渡って姫稲荷のところへ来ると、そこにまた人だかりがあります。見ると願人坊主がチョボクレをうたっている。

本来、願人坊主はチョボクレを語るべきものではない。