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Japanische Klassiker mit Furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme

Aozora Bunko

(歌)……鉄砲を並べハイヨ、杉の木の間で、のう火の番、一と寝入り、シタコタ、ナイショ/\。日光にいつまで居ても仕方がないから下野を廻って此方に戻って来るらしいとも言っていたぞ。

遊一 なんにしても、軍が出来ねえのは詰まらねえ話だ。ここじゃ攻めて来る奴もないし、ノンビリし過ぎらあ。(掃除をした銃を振って桜の垂枝を叩き落す)こんなものまで咲いているしよ、まるで物見遊山だあ。クソッ!(と銃の台尻を肩に付けて観客席をねらって見て)昨日からの結城の合戦にも居残らされるし、腕が唸るぞ。鉄砲にかけちゃ、紫尾の兼八、敵に物は言わせねえんだがのう!

遊二 それはどうだか知らないが、下の鉄砲だけは、たしかに敵に物を言わせねえとな。ハハハハ、門前町の下の段あたりで、もっぱらの噂さだ。

遊一 何を言やがる、打つぞ!

遊二 おっと、危ねっ!

遊一 ハハハハ、丸は入ってねえ、オコオコするなて。

遊二 打たれてたまるか。的が違いやしょう、俺ぁ大八楼の女じゃねえ。ハハハハ。時に先刻まで砲音が聞えていたが、てっきり味方が引いて来てその辺まで追込まれたなと思っていたが、また聞えなくなったのを見りゃ、盛返して押し寄せたんだ。