Japanische Klassiker mit Furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme
身体のキツクねえ仁が夏場無理ばすっと、よく起すだよ。源坊、脚絆ば脱がせて、さすってあげろえ。(男の子は言われた通りにする)ああ、やっと口のはたに血の色が出て来たわ。やれやれ、大概びっくらさせましたぞ、嬢さん。
妙 ……すんません、段さん。もういいの、源ちゃん。ありがとうよ。
段六 あがって一時寝るがええ。これに懲りるがええですぞ、少しは。全体が無法すぎるて。
妙 ……へえ。ザッとでいいのすて、ありがとう(これはタライに水をうつして来て足を洗ってくれているお蔦に)……いいえ、あの一枚だけは、あんたがあんなに苦労して手に入れた苗代だし、……第一、あれがうまく出来てくれないと、秋には、子供達がまた痩せてしまう。……だもんで……。
段六 それがいけねえ。お前さま一人の手が有ってもなくても、どいだけ違いますや? 俺とそれに、あいだけ小僧共がいるに。
妙 それだとて、子供達はまだ草もいくらも取れはしないものを。
段六 ああに、あれで結構取れてがすて。たとえ満足に行かなくとも、そこい行きゃお稲なんどと言うものは正直なもんだて。小僧共が大事にして可愛がってやっただけはチャンと出来てくれる。