Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme

Aozora Bunko

咲 段六伯父さ、よ!(段六の袖を引っぱる)

段六 あにい? 違ってるのか、話が?

仙太 お妙、お前もう戻りな、暑いで、また、身体に障るとよくねえ。

妙 あい。……お咲、帰るで。これから源次にお茶だて。

仙太 源次郎に、桑の合いすきは明日俺達総がかりでやっからと言うときな。

妙 あいよ。んじゃ皆さん。(と甲乙に会釈をして、お咲と共に左手へ去る)

仙太 (甲乙に)んでは、報恩講で話ば持ち出したら、どでがんすか?

甲 報恩講ばかね? 名目ば変えるかね?

仙太 ああにさ、名目は何でもええて。大事なことぁ、そいで作人が寄合って、相談が出来ればええて。

乙 講中をそっちのけにして、物騒な話は出来めえ。第一、仙太さ、お講となるとお前さま嫌って出なかったじゃねえかね?

仙太 ああに報恩講は報恩講で、やるだけのことぁやって結構でがすて。いぐらお講だと言うても、常年中に念仏や唱妙ばかりでもあんめえ、講の後で茶を飲めば、茶飲み話というのも出るでがしょう。話や相談はその時で結構じゃ。方丈さんの説教で耳の掃除が出来てっから、話も一倍よく耳に入るかも知れねえて。ハハハ。そうなりゃ、嫌いなんどと、飛んでもねえ、俺も講に入るだよ。