Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
いきにんぎょう
天狗笑い
豊島 与志雄
Lesen Sie 天狗笑い (いきにんぎょう) von 豊島 与志雄 (とよしまよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 20.400 Zeichen · 44 Bildschirme
おかしいな、と子供たちは思いました。
が、なおおかしいのは、目かくしをしてまっすぐに歩けないことでした。自分ではまっすぐに歩いてるつもりでも、いつのまにか少しずつ、右か左かへまがってしまいます。
「みんなかたわだ」
「なに、かたわなもんか」
「じゃあ、野原にいってやってみよう」
「ようし。みんなこいよ」
二
広いたいらな野原でした。春さきのことで、日がうららかにてっています。芝草が青々とのびだしています。蝶がとんでいます。空には高く、雲雀がないています。
みんなでじゃんけんをして、勝ったものが一番先に、ハンケチで目かくしをして、まっすぐに歩きだしました。ほかの者は立って見ています。
目かくしをした者は、まっすぐに歩いてるつもりですが、やがて、右か左かに少しずつまがっていきます。それを見ると、みんなはわっとはやしたてました。けれど、笑った者もみな、自分の番になると、やはりまっすぐには歩けませんでした。
「こんどは僕だ、見ておれよ」
元気よくそういって、マサちゃんという子供が、目かくしをして、歩きだしました。
広い野原の中です。オイチニ、オイチニ……と調子をとってまっすぐに歩いていきます。