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Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいがく

妖怪学

井上 円了

Lesen Sie 妖怪学 (ようかいがく) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.416 Zeichen · 117 Bildschirme

Aozora Bunko

これらはけだし、音調上の思想連合によるもの最も多かるべし。その他、金貸しの、茄子嫌いのものに金を貸すを嫌うは、金をなすの「なす」に通ずるによる。とうがらしを食うものに金を貸さずというは、とうがらしを食うものは大食するというの連想より起こりしならん。

正月の用い物には、最もこの思想連合よりきたるもの多しとす。まず第一は餅なり。あるいは昆布、煮豆、数の子のごときもしかり。餅は金持ち、子持ち等のもちに通じ、昆布は「子を産む婦」と音相類似し、豆はまめやかの「まめ」と同じく健康に通ずるによる。その他、正月の飾り物には苧と橙、小判、餅等なり。これ、親代々金持ち(緒や橙金餅)を祝するの意なりという。ある地方にありては、元日の雑煮中に必ず芋の頭を入れてこれを食うといえり。これ、人の頭となるを祝するものなり。東京などに、大晦日の蕎麦もしくは引っ越しの蕎麦ということあるは、音調上にはあらずして、その蕎麦の形の上よりきたれる連合にして、連続すなわちつづくことを表するなり。晦日の蕎麦は、その月より翌月まで蕎麦のようにつづくことを祝し、引っ越せしときに向こう三軒両隣へ蕎麦を配送するは、近辺に縁をつづけるようにとの意なり。