Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
うちゅうせんぺい
宇宙尖兵
海野 十三
Lesen Sie 宇宙尖兵 (うちゅうせんぺい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 35.974 Zeichen · 72 Bildschirme
破裂しそうな大きな動悸、なんとかしてそれが早く鎮まってくれることを祈った。
それから暫くすると、ワグナーが、部屋の中へ転げこんできた。彼の顔は死人のように蒼ざめていた。それに続いてフランケが戻ってきた。彼もふうふうと肩を波打たせていた。展望室にいた連中は、均しく誰も彼も大宇宙の悽愴なる光景に大きな衝動をうけたのであろう。
だが、魚戸とミミとは、いつまでたっても部屋へ戻ってこなかった。
僕は魚戸を呼び戻してやらねばならぬような気がしたが、立っていく元気はなかった。
そのうちに、どういうわけか、天井の電灯が急に燭力を落とした。そして妙な息づかいを始めた。と同時に、部屋全体が振動を起した。それはだんだん烈しくなっていった。
僕たちは皆立ち上って、部屋の真中に集った。
「なんだろう、これは……」
「なにか椿事が起ったのだ。こんなことは今までに一度もなかった」
だが、誰もその理由を説明できる者もなかったし、真相を糺しに行こうとする元気のある者もなかった。
ちょうどそのとき、入口の扉が荒々しくあいて、十名ばかりの艇員がどやどやと踏み込んできた。彼らは顔から胸へ、水の中を潜ってきたような汗をかいていた。