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Japanische Klassiker mit Furigana

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うかのちょうじゃものがたり

宇賀長者物語

田中 貢太郎

Lesen Sie 宇賀長者物語 (うかのちょうじゃものがたり) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.427 Zeichen · 19 Bildschirme

Aozora Bunko

※(ローマ数字3、1-13-23)

で、長者は奴隷の体に傷をつけないで、懲らしめになる苦しい刑罰はないかと考えました。そして、長者の頭に一つの考えが浮みました。

「赤餅を許してやるかわりに、十日間切燈台にする」と云って、長者は手にしていた鉄片を投げだしました。

壮い男は長者の詞の意味がはっきり判りません。彼はどんなことになるだろうと思って、おどおどしながら長者の顔を見あげました。その物に怯えた蘆の嫩葉の風に顫えるような顔を、長者の女は座敷の方から覗くようにしておりました。

※(ローマ数字3、1-13-23)

壮い男はその日から昼間は塗籠の中へ入れられ、夜になると長者の室へ引き出されて、切燈台の用をさせられました。それは頭髪を角髪にして左右の耳の上に束ねた頭に、油をなみなみと入れた瓦盃を置いて、それに火を燈すのでありました。

「一滴でも油を滴したら、これだぞ」と云って、長者は傍に置いてある赤樫の杖を揮って見せました。長者はその明りで酒を飲んでおりました。

壮い男は腕を組んだなりに眼をつむっておりました。油の燃える音が頭の上でじじじと鳴りました。長者の傍にいる者は、壮い二人の女と、「宇賀の老爺」