Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうらいのにほん
将来の日本
徳富 蘇峰
Lesen Sie 将来の日本 (しょうらいのにほん) von 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.399 Zeichen · 240 Bildschirme
第三回 腕力世界 一(第一 外部社会四囲の境遇。表面より論ず)
おもうに世上の識者はなんの機関をもってわが将来日本の生活を保たんと欲するか。いかに吾人が希望するところのもの此にあるも、社会情勢の赴くところ彼にあらば、吾人はまたいかんともなすあたわざるべし。ゆえに吾人がいずれを採らんかの問題を解せんと欲せば、勢い一歩を進んでわが邦将来の情勢はいずれに赴くかを推測せざるべからず。いかにしてこれを推測するか、曰く第一、外部社会四囲の境遇はいかん。第二、社会自然の大勢はいかん。第三、わが邦特別の境遇はいかん。第四、わが邦現今の形勢はいかん。すなわちこれなり。もし吾人が将来に希望するところのものこれらの四問題すなわちわが将来の情勢と符合するを得ば、わが邦の前途は実にたのもしきなり。もし不幸にして二者相反対せば、吾人は策を投じて前途の吉凶を卜するに苦しむなり。
第三回 腕力世界 一(第一 外部社会四囲の境遇。表面より論ず)
第十九世紀の時代においては、四海万国みなわが隣国なることを記憶せざるべからず。しかしてこの隣国の大勢は、実にわが将来の命運を作為する一の要素なることを記憶せざるべからず。しからばすなわちこの隣国の大勢はいかん。