Japanische Klassiker mit Furigana
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ちいさないもうとをつれて
小さな妹をつれて
小川 未明
Lesen Sie 小さな妹をつれて (ちいさないもうとをつれて) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.656 Zeichen · 8 Bildschirme
ズボンを短くはいて、足がすらりとして、帽子を横にかぶっている十歳前後の子供たちばかりであります。また、お母さんは、
「二郎はいませんか。」と、お聞きになりました。
「いませんよ。勇ちゃんのお家へいったのでない。」と、一人の子供が、おしえてくれました。
「ありがとうよ。」
お母さんは、帰りかけながら、お隣の勇ちゃんの家を思い出しました。いま勇ちゃんのお母さんは、お産をして、まだ床についていられました。先日、おみまいにいくと、勇ちゃんの妹の、小さなみい子さんが、
「二郎ちゃんのおばさん、ここ、ここ。」といって、無理に二郎ちゃんのお母さんをたんすの前へつれてきました。
「うん、うん。」と、ひきだしを開けろというのであります。すると、寝ている勇ちゃんのお母さんは、
「みい子のお好きな赤いおべべが、はいっているというのですよ。」と、おっしゃいました。
「まあ、みい子ちゃんの赤いおべべが。」
「赤ちゃんのおべべよりも、きれいだといっていただきたいのですよ。奥さん、どうかあけて見てやってください。」と、勇ちゃんのお母さんが、いわれました。
二郎ちゃんのお母さんは、たんすを開けて、みい子ちゃんの、きれいなおべべをごらんになりました。