Japanische Klassiker mit Furigana
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こばやしたきじのおかあさん
小林多喜二のお母さん
中野 鈴子
Lesen Sie 小林多喜二のお母さん (こばやしたきじのおかあさん) von 中野 鈴子 (なかのすずこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.345 Zeichen · 3 Bildschirme
こめかみに穴をあけられ
首にナワのあと
胸はしぼりつり上げられ
逆さに折れた指
ケリふみにじったモモ足
血管はくだかれ
むごたらしい死体となった多喜二さんを
みなければならなかった
お母さん
小林多喜二のお母さん
あなたは八十になられました
何とお年よりになられたのでしょう
あなたはいま
娘さんの嫁入り先の北海道に かぼちゃを作っていられますとか
どんなに弱られたことでしょう
目は薄れませんか
手足は痛みませんか
お母さん
あれから十九年の月日が流れています
お母さん
十九年の月日の中に
お母さんはどのようなお心を養われて来られたでしょう
お母さんの かなしみの 怒りの火は
老いさらばいたお母さんの体の中に
炎のように
そして炎のように
お母さんは待っていられるでしょう
中国の人たちのように解き放たれる喜びの日を
百までも生きて待っていられるでしょう