Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)

山の憶い出 上

木暮 理太郎

Lesen Sie 山の憶い出 上 (ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)) von 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 284.014 Zeichen · 565 Bildschirme

Aozora Bunko

鹿島槍方面からは、此急斜面を下って谷底に達することが確に危険に感ぜらるるであろうし、また彼の一枚岩に取り付くのが多少面倒であろうと思われる。しかし荷が軽ければ案外楽に通過し得られるかも知れぬ。私等は針木峠まで縦走する糧食其他を大黒鉱山で用意した為に、荷が重かったので人夫は可なり骨が折れたらしい。但し時間に於ては下を迂廻するよりも三時間以上を節約し得ることは確かであろう。因に此断裂の位置は、鹿島槍の北峰より約四百米を下りたる辺、陸測五万の大町図幅に拠れば二千四百八十米の等高線が、其北方に一隆起を表示せる同高の等高線と相対して成せる鞍部に当っているように思った。

(大正七、二『山岳』)