Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ぞくほうしこう

差別の根源を考える

喜田 貞吉

Lesen Sie 差別の根源を考える (ぞくほうしこう) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 147.985 Zeichen · 289 Bildschirme

Aozora Bunko

ましょう。

エタの身が穢れているということは、まったく中頃の迷信たるにすぎないのでありました。したがってこの迷信の盛んな時代においては、その迷信に囚われたものははなはだしくこれを嫌いましたが、世間のすべての人々が、いつもそう嫌ったという次第ではなかったのであります。戦国時代には、大名であって、エタの子供を小姓として寵愛したものもありました。武士にして、エタの娘を嫁にしたものもありました。ある種の仏教家の如きははなはだしくこれを嫌がりましたが、一般的には、エタとしてそう特別に区別したものでもなかったようです。徳川時代になっても、初めの頃は、服装の如きも平民に准じて、そうひどく制限したものではありませんでした。したがってそれから足を洗って、世間に交わり他の職に転ずることも、そうむずかしくなかったに相違ありません。ことに戦国時代の如き乱世には、力量次第でいかようともなったのであります。かの奈良の興福寺大乗院の尋尊僧正の述懐に、「近日は土民侍が階級を見ざるの時なり、非人三党の輩といえども、守護地頭の望みをなすべく、左右する能わざるものなり」とあるのは、まったく実際であったのです。