Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ぞくほうしこう
差別の根源を考える
喜田 貞吉
Lesen Sie 差別の根源を考える (ぞくほうしこう) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 147.985 Zeichen · 289 Bildschirme
5 浮浪民とその地位
しかしこれがためにあらゆる家人奴婢が立派な身分になったと早合点してはなりません。これは成功した側のことのみで、失敗した側の家人奴婢らは、いっそうみじめな身分に墜落したことは申すまでもありません。後世のいわゆる特殊部落の中には、往々にして平家の落武者だなどといっているのがありますが、まんざらでたらめだとのみは申されません。
陵戸は厳格にいえば雑戸の一種でありまして、諸陵寮に属して、陵墓のお守や、御葬式の雑役に服するものでありますが、その職務が穢れに触れるものでありますから、他の雑戸とは区別せられて、自然賤民の階級に置かれ、奈良朝に雑戸が解放せられまして、平民の身分を得た際にも、その恩典に与るをえなかったものとみえます。
5 浮浪民とその地位
前章に述べた雑戸や、家人、奴婢、陵戸の類は、その身分は賤しくとも、ともかく国家からその存在を認められたもので、それぞれに戸籍もありましたが、その以外に同じこの島国に住みながらも、国家の戸籍に漏れて、国法上その存在を認められないものがたくさんありました。いわゆる浮浪民たる無籍者です。
浮浪民となったものは、はじめから遊牧的の浮浪生活をつづけ、あるいはその居所が山間僻地にあって、国家の監督の目から漏れ、公民の戸籍に編入せられるの機会を得なかったものもありましょうが、多くは一旦