Japanische Klassiker mit Furigana
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せきべつ
惜別
Lesen Sie 惜別 (せきべつ) von Dazai Osamu (太宰 治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 91.984 Zeichen · 178 Bildschirme
支那の杉田玄白よりも、支那の頼山陽になるのは、僕には百倍も、むつかしいような気がします。結局、政治家も医者も教育者も、何もかも全部僕にはおぼつかなくて、きょうは教会に Krankenbett を求めて出かけ、縁起でもない奴隷の話なんか聞かされて、仰天してあなたのところへ飛び込んで、こんな馬鹿々々しい長話なんかして、僕は、まるでもう道化役者のようですね。失礼しました。退屈したでしょう。もうこれで、道化役者は退場です。下宿の人たちは、まだ起きているようですね。案外、僕の話に耳をすましていたんじゃないですか? あの支那人、何をあんなにしゃべくっているのだろう。気味が悪い。早く帰らないと戸じまりすることも出来ない。不用心だ、困る、なんてね。僕は変ったでしょう? あなただけは、わかってくれると思うのですが、どうだかな? 僕はこのごろ、誰をも信じないことにしたのです。じゃあ、さようなら。」
「お願いがあります。玄関の外で、一分間だけ立っていて下さい。」
周さんは、へんな顔をしたが、幽かに首肯いて外へ出た。
私は下宿の家族の者たちの居間に向って大声で、
「小母さん、周さんは帰ったよ。