Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あいよあい

愛よ、愛

岡本 かの子

Lesen Sie 愛よ、愛 (あいよあい) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.138 Zeichen · 99 Bildschirme

Aozora Bunko

○大概な事は我慢が出来るけれど。鈍感なものだけはトテモ堪らない。

○ジャズの麻痺、映画の麻痺、それで大概の興味は平凡なものに思える。始終習慣的に考えているのは「何か面白いものは無いか知らん。」

○「一生のうち一度だけ、巴里は死ぬほど行って見度いわ。」

○フレッシュの苺クリーム、ブライトな日傘、初夏は楽しい。

○折角ハイキングに行っても、帰って来て是非銀座へ寄らねば何となく物足り無い。

○偉くなろうなぞとはちっとも思わない。空虚な気がする。それより刹那々々の充足感。

○そりゃ時々はくさることもあるわ。希望の飛行機が経済的事情にぶつかって、うまく飛行が運ばない時の気分のエアポケット。けれども理由を運動の不足になすり付けてしまって、せっせとスポーツすれば癒る。

○わたくし達は、外でお友達と一緒の時は「ノシちゃえ」なぞと随分、男のような言葉も使ってわあわあ騒ぐ。けれども家へ帰って家庭の人となる時は、まるで別人になっておとなしい良家の娘になる。それでいて、どっちにもちっとも矛盾を感じないのは、われながら不思議だ。

○「一生に一度は真剣な気持ちにさせられるものにぶつかってみたいと思うことは、そりゃあたし達にだって、ちゃんとあるわ。