Japanische Klassiker mit Furigana
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たんていぶんだんちょうかん
探偵文壇鳥瞰
国枝 史郎
Lesen Sie 探偵文壇鳥瞰 (たんていぶんだんちょうかん) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.502 Zeichen · 9 Bildschirme
その他、そうして長谷川伸氏に於いても、小手の利いた短い探偵小説を探偵趣味などへ書かれました。倉田啓明氏の「死刑執行人の死」は異色ある作でありました。南幸夫氏の「猫が知っている」伊東憲氏の「或る大工の幻想」上野虎雄氏の「詩から散文へ」小牧近江氏の「赤屋敷異見」それぞれ特色がありました。
評論の方も可成り賑い、千葉亀雄氏、馬場孤蝶氏、前田河広一郎氏、梅原北明氏、戸川貞雄氏、藤井真澄氏、甲賀三郎氏、平林初之輔氏、佐藤春夫氏、石上是介氏等が、直接に間接に意見を吐露され、刺戟して下されたように思われます。
「新青年」誌上に連載した、「五階の窓」という連作も、相当人気を呼びましたが、その出来栄に到っては、精々の所六十五点ぐらい、威張れない作品に堕しました。江戸川乱歩氏と森下雨村氏とが、探偵小説の骨法通り、真面目に真剣に書きましたのを、他の三氏が少しく奔放に、謂うべくんばヨタを織り込んだため、百点たる可きこの作を、六十五点に下落させたようです。
翻訳方面は依然盛んではありましたが数年前に比べると、やや引潮とも思われます。延原謙氏、妹尾韶夫氏、田中早苗氏をはじめとし、この方面に専心した、多くの翻訳家に対しては、感謝を捧げなければなりますまい。