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Japanische Klassiker mit Furigana

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たんていぶんだんちょうかん

探偵文壇鳥瞰

国枝 史郎

Lesen Sie 探偵文壇鳥瞰 (たんていぶんだんちょうかん) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.502 Zeichen · 9 Bildschirme

Aozora Bunko

二

若々しいということも見遁すことの出来ぬ特色です。そうして何んとなく同氏の作には――もし叱られたら謝罪するとして、軟派不良少年的の味いが、加味されているように思われます。それが悪いというのではなく、それが可いと云い度いのです。と云うのはそういう私なる者が、その中学生時代に於て、所謂硬派の不良少年として、桜の握太のステッキをひっさげ、本郷通りを横行した、なつかしい経験があるからでもあります。

二

多才なるは牧逸馬氏で、「テキサス無宿」的のああいう作から、「藤吉捕物」的の髷物から、「短篇集」的の寸篇物、それから「百日紅」というような作、など、随分本年は働きましたが、ドッシリした作品は見あたりませんでした。この中正当な探偵小説といえば、髷物の方に比較的多く「梅雨に咲く花」「槍祭夏夜話」「三つの足跡」など夫れであります。水谷準氏と城昌幸氏とは前途多望という事を、最も私に約束して居ります。「蝋燭」「月光の部屋」「宝は動く」「ジャズ泥棒」「恋人を食べる話」は水谷準氏の作であり、「神ぞしろしめす」「都会の神秘」「七夜譚」「毒二題」「蝋涙」等は城氏の作でございます。