Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
が、その親鹿で有りましょう峰にうろ/\哀れな声をして鳴きまして、小鹿を探して居る様子で、その時親鹿も打とうと思いましたが、何だか虫が知らして、子を探して啼いて居るから哀れな事と思って、打たずに帰って来ましたが、四足でせえも、あゝ遣って子を打たれゝば、うろ/\して猟人の傍までも山を下って探しに来るのに、人間の身の上で唯た一人の忰を置いて遁げると云うは、あゝ若い時分は無分別な事だった……のう婆さん……昨宵婆と話をして居りましたが、まことに有難うございます、亡なりました日が知れますれば、線香の一本も上げ、念仏の一つも唱えられます、有難うございます、あゝ誠に何うも……何と云ったって一人の子にも逢えず、あなたが去年お出で下すってお話ですから、雪でも解けたら尋ねて行こうと存じて、婆さんとも然う申して居りました」
清「えゝ私ゃもう直に帰りましょう、まことに飛んだ事をお耳に入れてお気の毒に思いますが、云わぬでも成りませんから詮方なしにお知らせ申した訳で、能くまア念仏ども唱えてお遣りなされ、私ゃ帰りみすから」
又「じゃア帰りには屹度お寄なすって」
清「はい屹度寄って御厄介に成りみすよ、左様なれば」