Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
奴、お山何か思い置く事が有りはしないか」
と云うと、山之助も涙ばかり先立ち、胸が閉じて口を利く事も出来ませんが、漸くに気を取直して。
山「姉さん/\確りしてお呉んなさいよ、今お医者様を呼びに遣りましたから、確かりしてお呉んなさいよ」
と云う。伯父もお山の傍へ参り耳に口を寄せて、
多「お山やア/\しっかりして呉れよ」
と呼びまする。その声が耳に入ったから、がくりッと心付いて、起上って見ると、鼻の先に伯父が居り弟も居りますが、もう目も見えなくなりましたが、やっと這出して山之助の手を握り、
やま「山之助」
山「あい姉さん確かりしてお呉んなさいよ伯父さんも此処へ来て居ますよ、村方の百姓衆も大勢来て、手分をして又市の跡を追手を掛けましたから、今にお前さんの敵を捕えて、簀巻にして川へ投り込むか、生埋にして憂目を見せて遣ります、姉さん今にお医者様が来ますから、確かりしてお呉んなさい」
やま「伯父さん」
多「あい此処に居りやすから心を慥かに持ってな、此の位の傷では死にやアしなえから、必ず気を丈夫に持たねえではいけないぞ」
やま「あい伯父さん、永々御厄介になりまして、十六年あとにお父様が屋敷を出て行方知れずになってから、親子三人でお前様のお世話になり、其の中お母様も亡くなってからは、山之助も私もお前様に育てられ、お蔭で是れまでに大きく