Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
田舎へいらっしゃいますか、親切にあゝ仰しゃって下さるから、本当に敵を討ってお出でなさいよ」
照「誠に面目次第もございません」
重「口をきいてはいかん、さア/\」
と二人を連れて出ると、傳助は提灯を持って路地に待って居りまして、
傳「誠に何うも宜く御勘弁なすって」
重「これ静かに致せ、両人を手討に致し他を騒がしては宜しくないから」
傳「へい…」
重「人知れぬ処へ行って両人とも討果すから袂を押えて遁さぬように」
傳「へえ……へ宜しゅう」
重「これ提灯を腰へさせ」
傳「へい」
と両人の袂を押えて重二郎に従って、池の端弁天通りから穴の稲荷の前へ参りますと、
重「これ/\、もう往来も途切れたな」
傳「へえー何うぞ御勘弁の出来ます事なれば願いとう、私は斯う云う事とは心得ませんで」
重「静に致せ、照、山平、不埓至極な奴、予て覚悟があろう、それへ直れ」
と云いながらすらりと長いのを抜きましたから、二人は彼アは云って出たが、是で手討にされることかと覚悟をして、両手を合わせ頸を伸ばして居る。
重「女から先ず先へ斬らなければならん、傳助広小路の方から人が来やアしないか」
傳「いゝえ」