Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

から分散して、夫婦の中に十歳になりますお繼という娘を連れて、行く処もなく、越中の国射水郡高岡と云う処に、萬助という以前の奉公人が達者で居ると云うから、これを頼って行き、大工町という片側町で、片側はお寺ばかりある処へ荒物店を出し、詰らぬ物を売って商い致す中に、お梅もだん/\慣れまして、外に致方も無いから人仕事を致しますし、碌には出来ませんが、前町は寺が多いからお寺の仕事をします。和尚さんの着物を縫ったり、納所部屋の洗濯をしたり、よう/\と細い煙りを立てまして居ります中、お話は早いもので、もう此の高岡へ来ましてから三年になりますが、大工町に宗慈寺という真言宗の和尚さんは、永禪と申して年三十七でございます。此の人は誠に調子の宜い和尚さんで、檀家の者の扱いが宜しいから信じまして、畳を替える本堂の障子を張替る、諸処を修繕するなど皆檀家の者が各番に致す、田舎寺で大黒の一人ぐらいは置くが、この和尚は謹慎のよい人故仕事はお梅を頼み、七兵衞が来ると調子宜くして、

永「お前は以前大家と云うが、災に遭って微禄して困るだろう、資本は沢山は出来ぬが十両か廿両も貸そう」