Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

と差えつ押えつ話をしながら酒宴をして居りましたが、其の内にだん/\と爺さん婆さんも微酔になりました。

永「何うだい、お前方は何うも山の中にいる人とは違い、また言葉遣いも分るから屹度苦労人の果じゃろう、万事に宜く届くと云うて噂をして居ることだが、生れは何処だね」

又「えゝ旦那様お馴染に成りましたから斯んな事を伺いますが、あなたは元は御出家様でございますかえ」

永「私は出家じゃア無い」

又「へえー左様でげすかえ、貴方は其の頭髪がだん/\延びますけれども、元御出家様で是からだん/\お生しなさるのではないかと存じまして」

永「なに私は百姓だが、旅をする時にはむしゃくしゃして欝陶しいから剃るのじゃ、それに寺へ奉公をして居るから、頭を剃る事なぞは頓と構わぬじゃア」

又「へえー左様で、お比丘尼様はこの頃御剃髪なすったのでげすな」

永「えゝいゝえ……なに然う云う訳じゃアないのじゃ」

又「へえ左様でげすかえ」

永「尤も幼少の時分からと云う訳じゃアないが、七八年前から少々因縁有って御出家にならっしゃッたじゃ」

又「へえー左様で、私共の家には御出家様が時々お泊りになりますが、御膳の時はお経を誦んで御膳をお盖に取分けて召上りますな、あなたも此の間お遣りなすったしお経もお読みなさいますが、お比丘尼様の方はそう云う