Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
婆「一寸藤助どん往っておくれよ」
藤「困りますね」
婆「今日は中根はんが来て居るので、いゝえさ、どうも中根はんと深くなって居て、中根はんが上役だから下役の足軽みたいな人の所へは行かないのだよ」
藤「困りますな、怒るとあの太い腕で撲れますが、今度は取捕まると何んな目に逢うか知れまいから驚きますねえ」
婆「私は怖いからお前一寸行ってお呉れよ」
藤「困りますね何うも……御免」
又「此方へ這入れ」
藤「どうも誠に」
又「何も最早聴かんで宜しい、再度欺かれたぞ、小増が来られなければ来ぬで宜しい、飲食は手前したのだから払うが、今晩の揚代金殊に小増に遣わした二十金は只今持って来て返せ、不埓至極な奴、斯様な席だから兎や角云わぬが、余りと申せば怪しからん奴、金を持って来て返せ」
藤「何ともどうも私共には」
又「いや私どもと云っても手前何と云った…弁まえぬか」
婆「一寸水司はん、生憎今日も差合があって」
又「黙れ、婆アの云う事は採上げんが、これ藤助、其の方は何と申した、二十両遣わせば小増は相違なく参りますと申したではないか、男が請合って、それを反故にする奴があるか、男子たるべき者が」