Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶんだんむかしばなし
文壇昔ばなし
谷崎 潤一郎
Lesen Sie 文壇昔ばなし (ぶんだんむかしばなし) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.802 Zeichen · 20 Bildschirme
おれの作の悪口を言う必要はない。とばかりで、すっかり真赤になってしまった。
(下略)
と、こうである。しかし私が樗陰から直接聞いたのでは、小山内の「原稿が遅れたので腹が立っ」たのではなく、書き方がいかにも拙劣で、やッつけ仕事で、読むに堪えないから突ッ返したのだといっていた。小山内が心から打ち込んでいた仕事は演劇にあって、小説の方は、幾分か生活の足しに書いていたようなものであるから、たしかに「高師直」などは余り出来のいい作品ではなかった。芥川もこの喧嘩では樗陰の味方をして、「小山内の書くものには Intensity(緊密さ)というものが全く欠けている」といっていたが、私もそれには賛成であった。多分その時であったと思うが、「Intensity の濃度という点では、志賀直哉が一等だな」と私がいうと、芥川も「その通りだ」と大いに同感の意を表していた。それはまあ余談であるが、いくら駄作だとはいっても、小山内薫ともあろう人の創作を、しかも前半を掲載して置きながら、後半を不出来であるという理由で突ッ撥ねるというのは、相当の勇気を要することである。それにしても、小山内の「高師直」