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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいじびじんでん

新編 近代美人伝 (上)

長谷川 時雨

Lesen Sie 新編 近代美人伝 (上) (めいじびじんでん) von 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 129.076 Zeichen · 256 Bildschirme

Aozora Bunko

そして眉山氏も一葉党の一人になってしまった。禿木は孤蝶子との間に疑いを入れて、ねたましげでもあったであろう。それもそのはずで、

孤蝶子よりの便りこの月に入りて文三通、長きは巻紙六枚を重ねて二枚切手の大封じなり。

とある。同じ中に、

優なるは上田君ぞかし、これもこの頃打しきりてとひ来る。されどこの人は一景色ことなり、万に学問のにほひある、洒落のけはひなき人なれども青年の学生なればいとよしかし

とあるは、柳村、敏博士のことである。その他に一葉の周囲の男性は、戸川秋骨、島崎藤村、星野天知、関如来、正直正太夫、村上浪六の諸氏が足近かった。

正太夫は緑雨の別号をもつ皮肉屋である。浪六はちぬの浦浪六と号して、撥鬢奴小説で溜飲を下げてしかも高名であった。渋仕立の江戸っ子の皮肉屋と、伊達小袖で寛濶の侠気を売物の浪六と、舞姫のように物優しい眉山との三巴は、みんな彼女を握ろうとして、仕事を巧みすぎて失敗した。眉山は強いて一葉の写真を手に入れたのちに、他から出た噂のようにして、眉山一葉結婚云々と言触したのでうとまれてしまった。

正太夫年齢は廿九、痩せ姿の面やうすご味を帯びて、唯口許にいひ難き愛敬あり、綿銘仙の縞がらこまかき袷に木綿がすりの羽織は着たれどうらは定めし甲斐絹なるべくや、声びくなれど透通れるやうの細くすずしきにて、事理明白に