Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 12.519 Zeichen · 26 Bildschirme
九月二十二日
九月二十三日
朝五時すぎ起床。金親君ひとり後にのこってふとんに腹這いになって眠ってる。いい心持だ。
食事をすましてから渡辺老人の家の前でいろんな写真をとる。それから線路を出てかえったのはよかったが、チバのプラットフォームへ汽車が入ると、ガチャが今日は改札にいて、ふと見ると、こっちへ背を向け、いかにもスパイらしい男、キョロキョロ入って来るものを見ている。いそぎ反対側にうつって、金親君シートの上に横になり帽子を顔の上にのせた。
千葉から一寸出たら、畑の中で兵隊が演習している。両国へ着いた時、「生還生還」と云って笑った。
夜、××、同じ日支のパンパンが、ここの若い人にはチバとまるで異う現実性で反映しているのを非常に面白いと思った。多くの人が、これからどうなる? ときいた。
〔欄外に〕
×チバでは、パンパンは、豆板の価、マユの価、その他に表現されている。
九月二十三日(水曜)
ひるまでに農村訪問の(『文新』第一号)記事を書けと云うのだったが、なかなか骨が折れ金親君四時に来たとき、まだすまず。
五時すぎ、細かいところ、見て貰い、手を入れてたら、N、T来。N君のバリバリで可愛げのないのにはおどろいた。