Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 6.910 Zeichen · 14 Bildschirme
一月十五日
三井□四十代の男はくいつきそうな顔をしている。
新しい連中、一つことを三度ぐらい云わなくっちゃわからない。そう云ったときの巻舌と顔の表情、軋んでいる生活。
一月十五日(土曜)
〔受信〕本年の第一信着。四日に書いたもの。消印は十四日。
小さい洋服を着た女。「書いてもらおうと思って送っていたが、送るのをやめちまおうかと思って。」逆な話。文化の本質を考えることと、目先の一二冊の消費経済的リンショクさとの対比。こういうところに小市民風な打算がちいさい頭を支配するのかと思ったら、何だか仕事そのものも、いかにも自由学園だと思っていやになった。詩の誤植一つ総がかりでゾーガンするような良心と、大局になると、こういう矛盾した相を示す良心。
○おしょうゆとようかんをおみやげ。海岸へゆくようすすめる。
○下のひとが病気になってヴァイオリンをひけない。うつりたい。
○結婚話、千百円で家を買い、別に資本を出してやり、五十円の台所セットを買う由。私のお祝いは灰皿! 五十円の台処セットを買うから何もいらん、というには感服した。そういう家持ちの仕度のあることを忘れていた。おなべをあげようか、とか、時計をあげようかとか云っていたに対して。