Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 15.424 Zeichen · 32 Bildschirme
四月十七日
「健康週間」よし。「食えぬ詩人」は些かアナーキスティックなところあり。彼のテンペラメントの中にあるアナーキスティックなものとユーモアとの微妙なる連関について。
○いい心持に日向ぼっこを三十分して室へかえって来たら、もう空がすっかり曇っている。やがて雷が鳴り出した。稲妻がする。驟雨。又じきはれる。土の上の樹の葉かげ美し。太陽をうけて光っている樫その他のこまかい葉の色の美しさ、遠くの外苑の木立の葉が深くかさなって小豆色っぽく反射している美しさ。窓からの景色は、本当に美しい。
○犬養健が岡山で選挙の違反で収容された。美濃部の問題を出したりするとき、往年の白樺派同人健は、いかがな感じを抱いたか。このことは屡※(二の字点、1-2-22)心に浮んだ。
〔欄外に〕
十二時頃から四十分ばかり外苑のベンチで日向ぼっこをする。栄さんと。
栄さんのカリエスはよくなおっている由。背骨が(第四)二つある由、すっかり安心してよろこんで、疲れもいいようだとよろこんでいる。
四月十七日(金曜)晴やや風つよいらしい。
〔発信〕松山、春江、島田
〔欄外に〕
きのう、栄さんの呉れた山吹の花、すっかり一夜のうちに開いてしまった。