Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 15.424 Zeichen · 32 Bildschirme
四月十二日
○一生一緒に暮すという風にフト考え責任を感じたが、五年位これから暮すことが出来たらスエ子は貧乏になれ生活を学び、あとは一人でもやって行けよう。これでよいとわかり安心した。
四月十二日(日曜)
○三吾さんが多喜二の日記、書簡補遺を持って来てくれる。布表紙、黒い字がうつりよくて、なかなかよい本なり。一寸開いてよんでも、多喜二の天性が流露した文字に出会い、覚えず声を出して、私の bed にねころがっているスエ子に読んできかした。
○夜三浦環の歌をきく、ラジオ。体臭(女性的)が感じられるような動物的喉笛の柔軟さ、ねっとりさ。音楽性。しかもけれんたっぷり、ファーコートの下から桃色のピラピラ的(一生渋くはなれぬ人)芸人的。
〔欄外に〕
俊造君、市次郎が上京したと云って来。クラーク的市次郎。表情が変り鋭い、プロザイックな顔つきがあらわれる。その変化、なかなか面白し、市次郎は私が其を見ていることは知らず。
○ケンプのロマンチシズムは great war 以後のドイツか、或はさもないか。
○ケンプのヴェートウヴェンに欠けている素朴さ。
三吾さんにmへのハガキを書いて貰う。