Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 15.424 Zeichen · 32 Bildschirme

Aozora Bunko

五月三十日

五月三十一日

六月一日

五月三十日(土曜)

事務所、遂に改組す。

曾禰・中條建築事務所の名称はつづけるが、事実上曾禰の主催するところ、Kは単なる所員。

三十何人かの所員のうち十数人をクビとする。津川、基、武の内、大沢、黒崎その他のこる。

さいとう等出る。

五月三十一日(日曜)

雨。きょうの日曜は或人にとって仲々忘れ難い日曜であると思われる。

事務所にとって、三十年来の記憶すべき日である。父没してから今日で四ヵ月足らずであるが。

朝のうちT来る。ニコニコしている。その心持がはっきりわかる。同情されるような、そのエゴイスティックな面のわかるような(サラリーマンとしての、自然に生じる)

K、何も云わず。Tを西洋間につれこんで、大きい音でレコードをきかしてやっている。それを見ている私の心持。

六月一日(月曜)

『輝ク』に「写真」二枚を。

誕生日でよばれた。今年はじめて誕生日がきょうに当るということを知った。

コティーの白粉がオークルすぎて困ると云っていたので、其のラシェルをかってゆこうとして新宿まで出かけたが、つかれて駄目。柏屋ですます。ター坊にママ事道具、健造にエハガキのアルバム。