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Japanische Klassiker mit Furigana

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ほしとはしらをかぞえたら

星と柱を数えたら

小川 未明

Lesen Sie 星と柱を数えたら (ほしとはしらをかぞえたら) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.679 Zeichen · 4 Bildschirme

Aozora Bunko

青い、青い、奥底から、一つ、一つ星の光が輝きはじめて、いつのまにか大空は、まいたように星がいっぱいになったのです。

兄は、一つ、二つと数えました。しまいには、指が疲れ、目が疲れましたけれど、我慢をして、「財産がもらえるのだ。」と思って、かぞえました。すると、そのうちに雲が出てきて星の光を隠してしまいました。兄は、がっかりして、また明くる日の夜も、木の下にすわって数えました。今度は、だいぶかぞえたかと思う時分に風が出てきて、木の葉をさらさらと鳴らしたので、ふとその方に気を取られると、せっかく数えたのを忘れてしまいました。兄は、がっかりして、木の下に倒れて眠ってしまいました。朝になると、小鳥が木の枝に止まって、「もう夜が明けた。とっくに日が上った。」といって、笑っていました。

弟は、電信柱を一本ずつ数えてゆきました。はじめの間は広い街道を歩いてゆきますので、遊んでいるようでしたが、しまいには、田の中といわず、寂しい山の中といわず、とても歩いてゆけそうもないところに建っていまして、それを一つ一つ数えることは困難でありました。

「どうして、こんなところへ、だれが柱を建てたろう。