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Japanische Klassiker mit Furigana

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さいしゅうせんそうろん

最終戦争論・戦争史大観

石原 莞爾

Lesen Sie 最終戦争論・戦争史大観 (さいしゅうせんそうろん) von 石原 莞爾 (いしわらかんじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 154.783 Zeichen · 305 Bildschirme

Aozora Bunko

心よからず、命令を実行せず、かえってボルトリの兵力を増加し、表面には調子の良い報告を出していた。しかるに四月に入って墺軍前進の報を耳にしたナポレオンの決心は変化を来たし、四月二日ニースを発してアルベンガに達し、マッセナに命令するにボルトリを軽々に撤退する事無く、かえって兵力増加を粧うべき事を命令した。蓋しナポレオンは墺軍の前進を知り、なるべくこれを東方に牽制してサルジニア軍との中央に突進し、各個撃破を決心したのである。マッセナは敵兵増加の徴に不安を抱き、同日は狼狽してこのまま止まるは危険な旨を具申している。

主力をポー川左岸に冬営していた墺軍の新司令官老将ボーリューはゼノバ方面に対する仏軍活動開始せらるるを知り南進を起し、三月三十日にはゼノバ北方の要点ボヘッタ峠を占領して仏国の突進を防止する決心をとったが、その後仏軍の行動の活発でないのに乗じ、更に四月八日にはボルトリを占領して敵とゼノバの連絡を絶ち、かつボルトリにあった製粉所を奪取する事に決心した。同時に右翼の部隊をもってサボナ北方のモンテノット附近を占領せしめ、サルジニア軍と連絡して要線の占領を確実ならしむる事とした。